| やっと手に入れたマイホームの住宅ローンが重くのしかかってきている方も少なくないと思います。当てにしていたボーナスがかなり目減りしたり、ボーナスが出なかったり、毎月のお給料の遅配があったりすると、“住宅ローンを延滞という最悪の状況にもなってしまいますね。 住宅ローンの延滞といっても、一回くらいのことであれば、何も言われることはないでしょう。支払い期日を過ぎての支払いでは、遅延損害金として、後日余計に支払うだけで済みます。（この時点では大抵の人は誰にも相談しません） 住宅金融支援機構（旧、住宅金融公庫）の住宅ローンの場合、延滞期間が６ヶ月を超えると、期限の利益が喪失され、代位弁済・保証履行となります。 一般の銀行の場合では延滞期間が３ヶ月を超えると、期限の利益が喪失されることが有ります（あなたの過去の支払い状況にも左右されます）。 保証機関による銀行への全額支払いが行われた場合、あなたの債務は、代位弁済・保証履行を行った保証機関に移り、その支払った金額を、一括で返済するように保証機関より請求されます。１ヶ月の返済も出来ないあなたに、何千万円もの残債務を「一括で支払え！」というのも無理がありますから、そこであなたの不動産を競売、または任意売却で処理して返済を要求されることとなります。 しかし未だ、催告書が届いている段階であれば、いきなり上記のところまでは行きません。 このまま、４ヶ月～５ヶ月と延滞が続き、催告書・督促状が何度も届いて、自宅や会社にまで、支払いの催促の電話が来るようになると、延滞常習者となり、要注意人物になるわけです。 常習者になる方は遅かれ早かれ、代位弁済・保証履行の道へ入っていく事になります。特に購入後１年もしないうちに延滞をする方は、ほぼ間違いないと言って良いでしょう。まして、ゆとり返済（公庫）・ ステップ返済（年金）・ ボーナス併用払い等を返済方法にしている方は、更にこの確率がアップします。 住宅ローンを滞納して競売になると、マイホームの評価額の50％程度で売られてしまう事があります。高くても60％程度なので、あなたの損失は多大なものになってしまいます。 家を失ってしまうという最悪の事態を避けるためにも、またそうならない為に、もしも住宅ローンの返済の延滞が続きそうなら、前もって専門家に相談してください。競売程あなたにとって不利益なものはありません！絶対に回避しなければならないのが“競売物件”になってしまう事です。住宅ローンの事は誰にも相談できないものです。だから、専門家への相談が一番の解決への近道だと思います。早い段階での相談であれば、色々な解決策があります。なので早期相談が大切です！ |
