「住宅ローンを滞納してしまっている方」 恐らくみなさんは、 このまま滞納したらどうなるんだろう? マイホームを取り上げられるのかな? 返済はとてもじゃないけどムリ・・・ そんな不安でいっぱいのことと思います。 ここでは、住宅ローンを滞納すると何が起こるのか、そして住宅ローンの返済ができない場合にはどうしたら良いのか、についてお話したいと思います。 住宅ローンの滞納を2ヶ月続けてしまうと、まず住宅金融支援機構や銀行から、「代位弁済手続き開始の予告」という通知が届きます。 つまり、このまま滞納し続けたら、ローンを一括で返済してもらいますよ。一括返済がムリなら競売にかけますよ。と言ってきているわけです。 次に住宅ローンを滞納を3ヶ月続けると、住宅金融支援機構や銀行からローンを一括返済するよう求められます。もしも住宅ローンを一括返済できなければあなたのマイホームは競売に掛けられてしまうのです。 これはあらかじめ決められたルールですから、とても事務的に進められます。 競売とは、あなたの意志に関係なく、あなたのマイホームを裁判所が強制売却すること。売却することで得られるお金は、全額が税金や債権者に支払われるためあなたの手元には一銭も残りません。 また、競売になったからといって、あなたの借金が帳消しになるわけではないので注意が必要です。マイホームの売却価格があなたのローンの金額に満たない場合は、その差額が借金として残ってしまいます。 しかも競売の場合は、普通に売却するよりも2~3割安い価格で叩き売られてしまうことがほとんど。そのため、あなたはマイホームを失った上に、多額の借金に悩まされることになるのです。 最悪の状態である「競売」を避ける方法に「任意売却」があります。 住宅ローンを滞納してしまい、もう支払えないのなら、任意売却を検討することをおすすめします。 任意売却とは、住宅ローンの支払いが難しくなった場合に、通常の住宅売買と同じ価格でマイホームを売却する方法です。 任意売却をしたからといって、借金が帳消しになるわけではありません。しかし、競売のように通常の売却価格よりも2~3割安く叩き売られてしまうことはないので、競売になるよりも借金の金額を減らすことができます。残った借金を月々の分割払いにできる(競売では一括での返済を求められます) といったメリットがあります。 |