住宅ローンの滞納にまつわる任意売却ケースワーク その2 【投資で資産が無くなってしまった】

ロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さんに触発されて、不動産投資に目覚めた自営業経営者のAさん。
3LDK、3200万円で購入した自宅マンションの他に、最初は郊外の300万円のワンルーム投資から初めて、
徐々にキャッシュフローを回し始めていた。

そして1年前。ついに始めたFX投資。ビギナーズラックの高揚感の中でAさんは、レバレッジは2倍から4倍。4倍から8倍へと、危険水域に軽々と足を踏み入れていきました。

しかし、たまたまユーロ/円に120円でLで入っていた時に、欧州危機はやってきました。
115円、110円、105円、100円、そして95円。
欧州共通通貨のユーロは、瞬く間にその価値を下げていきました。そして、Aさんの資産も、ロスカットレートを大きく下回った状態で決済され、瞬時に溶けて行ったのでした。

当然Aさんのキャッシュフローは大きくバランスを崩し、
すべての資産を売却しなければならない状況となりました。

当然の事ながら、Aさんは自宅にも大きなレバレッジ(借金)をかけ、月々13万円ものローンを払い続けていました。
キャッシュが回っているうちは良かったものの、それが一旦滞り始めると、崩壊はあっという間。

自宅の住宅ローンの滞納が始まり、催告書が届いた段階で、Aさんはパニックに陥っていました。
そして、生半可に不動産の知識があるばかりに、街の不動産屋さんを相手に物件の任意売却を試みようとしました。

任意売却の案件など、そうそう頻繁に扱う事もない通常の不動産屋さんに任せたところ、
相場が1500万円のところAさん希望の1900万円の値付けのまま買い手が付かず、他の任意売却の業者に相談することに。
すると適正な相場観の元、1500万円で物件は売れ、Aさんの不動産投資ストーリーは一旦の幕を下ろしました。
結果として、Aさんの残債は1300万円となったものの、冷静さを失ったまま自宅が競売にかかっていたらと思うと、
あと500万以上は、借金が増えていた事でしょう。
1300万円と、1800万円は、相当な差です。

【コメント】
そこそこ不動産の知識がある方でも、理性を失った段階でゲームオーバーです。
特に、FXなど、世界最高峰の心理学研究の元、『下がる時に買いたくなる動き』『上がる時にどうしても売りたくなってしまうワナ』が出来上がっているわけですから、
素人が覗き込めば、心の奥底から振り回される確率が非常に高いのです。
そんな状態で、冷静に任意売却のプロに初めから依頼をかけていれば、Aさんの苦しみはもっと短く終わっていた事でしょう。

繰り返しになりますが、今まであった千万単位の大きなお金が無くなると、
人間は理性を保つことができなくなります。

あなたが今もし、住宅ローンを滞納し始めているのだとしたら、
何らかの代理人を必要としているという事です。

家庭が壊れ、修羅場を見たくなければ、プロに相談する事です。
また、法外な手数料をとる悪質業者につけ込まれないよう、必ず手数料が『適正価格』の範囲内であるかどうかを
ご確認ください。

→住宅ローン救済ホットライン:0120-101-661

今すぐメールで相談する


オススメ業者一覧はこちら