住宅ローンが払えない状況が続き、滞納を続けた場合、自宅は住宅ローン債権者により、競売にかけられることになります。 自宅が競売にかけられることは、以下のようなデメリットがあります。 ・自宅に住み続けることができないので、引越しの必要がある。引越費用の準備や子供の学校の問題などが付随的に生じてくる。 ・通常、購入したときより自宅の価値は下落しているので、オーバーローン状態(不動産の価値よりローン残高の方が高い状態)となっていることが通常だが、競売手続では、市場価格より、相当低い価格で落札されることが多く、競売手続が終わっても、住宅ローン債務が残る可能性が高い。 手元にお金が残らないのが通常。 ・競売手続中、隣近所に知られる可能性がある。解決策があるかもしれません。まずは、早急にお近くの専門家に相談してみましょう なぜ住宅ローンが払えない状況になったのか事細かく説明する必要があります。刻一刻を争います。恥ずかしがる必要はございません。この不況の中多くの方がこのような悩みを抱えてらっしゃるからです。 住宅ローンが払えない事情は、本当にご自身だけの問題ではありません。そのまま放置していると上記でも説明したように、競売にかかり家族にも迷惑がかかります。 住宅ローンが払えない状況になりそうなときは、まず家族に相談し今後の状況を見据え専門家へ相談し任意売却での手続きを取ることが競売よりメリットは遥かに大きいと言えます。 その理由は、相場に近い価格で売れること、残債(ローンの残り)ができても無理のない範囲で分割にして返していけること、引越しの日程がある程度交渉できること、引越し代を手元に残せること、周囲に秘密が守れること、計画的に新生活に移行できること、などです。住宅ローンが払えないことで滞納を続けるなどして競売となった場合は、裁判所命令で強制的に入札となり、債務者にメリットは全くありません。相場価格よりかなり低く落札されることもあり、できるかぎり回避したい方法です。 住宅ローンが払えないもしくは払えなくなったら、早めに対処しなければなりません。なお、上記でも説明した様に住宅ローンの残っている不動産を売却する場合は任意売却が有利です。 滞納を続けて事態を深刻にするよりも、早めに任意売却の決断をし、債権者と交渉をはじめるべきでしょう。 |